Who Wants to Live Forever (クリア後ネタバレ感想)【Cyberpunk 2077 DLC 仮初めの自由 完全初見プレイ07】

2回目と3回目のエンディングを見た感想です。
1回目エンディングはほぼネタバレなしで書いたので、こちらは核心ネタバレあり。
本編をクリアしている関係上、本編のネタバレも含みます。

要所の説明はしてますが、既プレイヤー向けの記事です。
エンディング実績名の記載あり。
以上の点、ご注意ください。

前回→ FIRESTARTER (クリア後感想)【Cyberpunk 2077 DLC 仮初めの自由 完全初見プレイ06】

プレイ日記一覧 完全初見 Cyberpunk 2077 プレイ日記一覧

目次


自分のプレイ設定


▶ Vの性別 男性

▶ ライフパス ノーマッド

▶ 難易度 ノーマル

▶ 照準アシスト オフ

▶ 言語 日本語

▶ 本編はクリア済。クリア後データで続けています。
  本編プレイ日記は→ 完全初見 Cyberpunk 2077 プレイ日記一覧

▶ バージョンは Steam PC版本体+DLC追加購入で遊んでいます。
  プレイ日記執筆時のパッチは2.0~2.31

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進行状況


ゲームの進行状況は、サイバーパンク2077の本編クリア後にDLC『仮初めの自由』のエンディングを3種類見終わって、DLCの後日談的なクエストも終えました。

そのうえで前回の記事では、とりあえず1回目のエンディングでどう思ったか、そしてエンディングを3種類見てこのDLCがどうだったかを、ネタバレなし総合まとめで書きました。

1回目のエンドは、ワンドのキングエンドでした。

前回はネタバレ少なめで書いたので、今回はネタバレありでどう思ったか書きます。

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まず1回目ワンドのキングエンドについて


このエンドは前回の記事で触れましたが、ここを起点にしないと後のことがわかりづらいので少しネタバレ追加で書きます。

ワンドのキングエンドは、リードを裏切ってソングバードを助ける、というエンディングです。
空港で終わるエンド、て言えば分かりやすいかも。

1回目に辿り着いたエンドがこれで、その時はあーーー…と力が抜けました。
結局、Vになにも残らないじゃん、という感じだったので。
だからほんとにVごめん、と。
でも怒りとかはなかった。

なぜなら、ソングバードとVがすごく似てたので。
はあ!?そんな事ねーわうちのVはこんなに人を裏切ったりしねーわ!!!
と思われる方もいると思うし、それもめちゃわかるのですが

何をしてでも生き延びると決意して、ボロボロになってもあがいてきた

ってのはソングバードもVも同じじゃないかなと。そう思い…

それに加えて、自分はプレイスタイルとしてはVを絶対に助けたい、と思ってます。
Vとジョニーどちらかを助けるならV、と思ってずっとやってきた。
だから、ジョニーを犠牲にした、とは言えるでしょう。
節制エンドとかも見ましたがストーリー理解のためであって、もう二度と見たくないなこれは…という感じでした(Vを好きな人間としてつらすぎるという意味で。節制エンドはパターンの1つとしては良いし、描かれてきた物語的に必要だと思ってます)

今は、そう素直に言いたくないが(草)その時よりもジョニーのことが好きになってるので、今またエンディングを選べと言われたらもっと苦しいとは思う。
それでも、Vを選びます。

とにかくそういう感じなので、余計にソングバードを責めることはできないというか。
Vに何してくれてるんだあああああというのはあるけど、結局また選ばされるんだろうな()と予想してたのもあり、そこでそんなショックを受けることもなく。
まあ結局俺たちは同じなんだなというか。

だから、落胆したけど、怒りとかは無かったです。
むしろ、ソロモン・リードへの怒りのほうがあった(草)
いやまあこの人はほんとにね…

ていうのが1回目エンドの時の(よりネタバレ多めな)感想です。

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1回目エンドの後どういう順序で進めたか


流れを簡単に説明してから、各エンドを項目に分けて感想を書きます。

もうとにかく文字多いねん、の解消のため仮初めの自由エンディング分岐の図を作りました。自分の観測範囲内のことをまとめただけなので、大体の流れの把握用です。
分岐/エンディング実績名ネタバレ注意

文字で説明するとこんなかんじ↓

▶ ワンドのキングエンドを見る

▶ オートセープが残ってるうちに、空港での最後の選択でリードにソングバードを渡す

▶ その時点でソードのキングルートになりガソリンスタンドへ行ったが、まだ続くような雰囲気に。
そこで待てよ、と。もし空港より前、ドッグタウンのスタジアムでリードではなくソングバードを裏切るルートを選んでもここに来るなら、そっちをやった流れでこれ見たいな。
てことで、セーブデータ作成しこのルートは中断。

▶ スタジアムの時点のセーブデータに戻ってソングバードを裏切り、別エンド(2回目エンディング)を見る

▶ セーブデータを読み込んでソードのキングルートの続きを進める

▶ そして3回目のエンディングで泣く(何があったん)

と説明したところで、2回目と3回目のエンディングについて項目を分けて感想を書きます。

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2回目エンド カップのキング


こちらは、エンディングへ行くまでのストーリーで、ワンドのキングの方ではわからなかった過去などが明かされ、色々知れてよかった、という気持ちになりました。
説明が少なく感じた部分が概ね補完されていて、ストーリーの濃さは満足度が高かったです。
でもその上で、やっぱりワンドのキングエンドを選んで良かった、と思う内容だった。

エンディング実績名が似ていてややこしいので、完全に記憶してる方は少ないかもしれませんが…
カップのキングという事はつまり最後に、ソングバードの願いを聞きました。

願いを聞くか聞かないか、という選択肢で聞くほうを選んだ。

ただでさえ最初はワンドのキングを選んでいて、リードにはソングバードを救えないという気持ちになってたし、このルートを見たら余計に願いを聞かないって選択は自分にはなかった。

改めて大まかなところを書いておくと
このソングバードを裏切るルートだと、リードを裏切るルートとはまったく別の展開になります。
ハンセンのところ(ドッグタウンのスタジアム)から脱出するのまでは同じだが、そのあと空港へは行かず、ソングバードを追って別の場所へ行くことに。
そして、ソングバードの、ソミの過去をより深く知ることが出来る。

一部のプレイヤーから「急にホラーゲームになる」と不評なのはこのルートです()
ちなみにワイもホラーゲームは怖いので一切やりませんが、実況は好きでよく見ます。ホラー映画とかも普通に好きです。
なので、いや無理無理無理と怖がりはしたが、慣れたら大丈夫でした。楽しめはしないけど、若干の耐性があって大丈夫だったんだと思います。
まあそんな冷静じゃなかったじゃねーか、と、動画見て言われたらそうですがちゃんと最後までやったからね!?一応ね!?!??

そんなことはありつつも。
ソングバードの過去に触れ
最後に、彼女の願いを聞いて

ヘビーな展開でした。

こっちのほうがワンドと比べて物語の厚みはあった。
空港へ行くとソングバードの過去とかは見られないので。リードも完全に悪役ムーブになって、あの場では話とかまともに出来ませんし。

でもやっぱこのルートは節制エンドみたいな感じで、ストーリーの展開の一つとして見るのは良いし、一度見ておきたいけど、2回目はきついだろという感じの重さ。

あとはもうリードがほんまに救いようのない人間なので()
リードのことは嫌いだけど、憎んでそう言ってるというより、憐れみに近いですが…

最後のほうでリードが後悔してる気持ちを理解できないわけじゃない。
でも、リードの考えではソミを救えないし、リード自身はそれに気付いてないんですよね。いつまでも。
いや何も気付いてないって訳でもないかもしれないが、それが悪い事かもと思ってても自分を変えられないし、変えられないからといって吹っ切れることもできない。
リード自身が、すでに政府や軍とかそういうものに傷つけられ、壊れた人間になってしまっていて、そこも考慮すべきとは思うが。

そういう色々を考えても
ソロモン・リードという人間にとって一番大切なのは自分が信じる大義であって、周囲の人間ではないんだろうな

という風に見えてしまったので
だからもう…

て感じでした。個人的には。
極悪敵キャラに向けるような嫌悪感情を持ってるとかとは別だけど、やっぱリードお前のこと嫌いだよ…
みたいな感じです。

まあでもマイヤーズは死んでくれとは思いました()
こいつは極悪敵キャラ(草)

あとは、このルートだとアレックスは確定で死んでしまうので、それも嫌だったというか確実に悲しかった。
アレックスに対しても複雑なところはあるが、死んでほしくはない…

ソングバードのことをより理解できた点はよかったし、このルートを見て、彼女はVと似ていて、やっぱり自分的に1つ選ぶならワンドのキングエンドしか無いかな
て感覚が強くなった。
まだこの時点で3個目のエンディングを見ていなかったとはいえ、暫定。

それに、最後のお楽しみ的な感じでジョニーと話す時間がよかったです。
空港のバージョンも好きですが、こっちもまた良い。

プレイヤーとして色々嫌だという点を除いて、これが映画だったらと考えるとクオリティの高いストーリーでした。

でもまあいつでも、Vを助けるのが目的だから。
て事で、このまま終われねえよって気持ちに。
このカップのキングでもVは助からないので、ハイ。

だから 1回目エンドの後どういう順序で進めたか で書いたとおり、空港の分岐で作っておいたセーブデータの続きを試すか、と。

空港で最後にソングバードをリードに引き渡した場合のルート。

Vが助かるとしたら、恐らくこのソングバードを犠牲にするルートだけだろうと思ったので覚悟してそれを見ることに。
ソングバードを助けたバージョンはもう見ましたから。
今度はVを助けさせてくださいよ。

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3回目エンド ”塔”


はい。もしネタバレしてもいい、という事で未プレイでこれを読んでる方がいて、その方が本編をプレイ済だったら「塔って、え?」
と思われるかもしれない。
~のキングというのがDLCのエンディング実績の名前ですが、これはタロットの小アルカナの名前です。
で、本編のエンディングはタロットの大アルカナの名前でした。

塔は大アルカナです。

てことは

まあ順を追っていきましょう。

ワンドのキングエンドを見てから、とりあえずオートセープが残ってるうちに、空港での最後の選択でソングバードをリードに渡す、というのをやってみました。

当然そこで結果が変わってソードのキングルートという事になり、そのあとガソリンスタンド(ガソリンじゃなくてCHOOH2だが便宜的にガソリンスタンドにします)へ行くシーンがあるんですが、その後も、まだ続くような感じだった。
そしてそこらへんの展開がリードに同情的な感じでした。
スタジアムで裏切ってからというものずっとリードにキレられてた()んですが、ソングバードを渡した途端にしょぼしょぼになって落ち込んでたんで、なんやねん、と思いつつも
そういうの見ると、空港から急カーブでリードに寝返るより、ドッグタウンのスタジアムの時点でリードの側につけば、スムーズにこの話につながるパターンでは?
と思ったんですよ。

それで、ガソリンスタンドでセーブして途中でやめました。
どっちにしろこの後、リードの側につくパターンもやろうと思ってたので。

でもさっき書いたとおり、それでスタジアムからの分岐をやったものの、まったく別の話になってしまってつながらなかった。

もしかしたら最後、ソングバードの願いを”聞かない”事にすれば、ガソリンスタンドへ行くかもな
と思わないでもなかった。だけど、聞かない、って事ができなかったので…
そんでマイヤーズにもキレて終わったので(暴走V)

なのでガソリンスタンドでセーブしたデータに戻って、続きをやりました。

この塔エンドでは、ガソリンスタンドでリードとの会話が終わると Who Wants to Live Forever というクエストに入ります。
なのでそこから再開したが、このルートではつまりソングバードの件で協力したVをFIAが治療してあげよう、という流れになる。
ソングバードが約束した見返り、つまり Relic で死にかけてるV をその絶体絶命状態から救う、という事をFIAが代わりにやりますよって事で。

でも本編をクリアしてる心境だと、治療してくれる!やったーこれで解決だね!

とはならないじゃないですか()
一縷の望みはつながるけど。

半信半疑でいたんですけども。でも
だんだんとあれ…?ていう感じになってきて、あの場所に戻ってきたとき

これもしかしてマジで、ある?????

って思ってしまいましたね。
甘っちょろいと思うが、その考えが浮かんでしまった。

助かるかも

って。
ただこの1回2回とやってきたエンドではVが助からなかった=ジョニーとまだ地獄の共同生活継続(草)だったので、ジョニーに対してどうこう心配する必要なかったが

Vを治療する=ジョニーとはお別れ
てことだから、そこの葛藤がまた生まれる。
しかも本編の時とジョニーの様子も違ったんで(そりゃ状況的に当然だが)、いやきついな、とは思った。
でも何万回も言ったように、Vを救うためにここまでやってきたんで。
そのためにもうソングバードも犠牲にして、ここまできてやっぱやめよう、ってのは。

それでもあああああって悩んだけど!!!!!!!!!!!
そしたら彼氏(ケリー)から連絡が来ちゃったけどほんまに!!!!!!!!!!!

ぐだぐだしてたら、また会いたいって言われてしまいました。
ジョニーが泣きそうになってる()のにそんな事してる場合じゃない気もするが
でも、治療してどうなるか、わからない。
絶対助かると決まったわけじゃないので。

だからそのまえに彼氏には会っておこうと思って会いました。
で、これはもしロマンスしてて恋人が誰の場合でも、治療の前に会うとしたら大切な時間ではあるんだが
ケリーの場合、Vの中にジョニーがいるからVのことを気にしている、という可能性あるので。そういう明確な描写はなくあくまで可能性ですが、それがある故に
治療する=ジョニーがいなくなる
という事の影響が一番読めない部分があって、余計に重要な瞬間だなと思ったんですよね。勝手に。

で、最初にゲイロマンス動画を作った時に見忘れてしまってたが、Vの部屋で窓に寄りかかるとケリーが「この街は選択肢をくれない。生きたまま焼かれるか、もともと存在しない者として消えるだけだ」って言うんですよ。

だから、もしジョニーがいなくても、この街で俺と生きたまま焼かれてくれる?
って聞いたんですよ(聞いたんですよじゃない)

ゲイロマンス動画を作った時は、ジョニーがいるからこそ(かもしれない)関係もケリーらしくて良いなと言ったし、その考えは変わってないんですが
でも、もし可能性があるなら
Vを愛してくれないかな、と。

まあとにかくそんな事を思いながら Who Wants to Live Forever を進める決意をまた固めましたよ!!!!!!!!!!!(キレるのやめてください)

そして、ジョニーには文句を言う権利があるから嫌われてもどんだけうるさくしてもいいが、このルートを進むよ、と決めて、治療施設へ行くためのヘリに乗り込みました。

そこでジョニーと交わした言葉は、神輿での会話よりも感動しました。
神輿のも好きだし、あれがあるからこその感動だから切り離しては考えられないけど
ジョニーが最後に言ってくれた「俺もだ」っていう言葉が、このDLCで一番良かった。
神輿でのやり取りも複数パターンあるけども、ジョニーとVの最後の会話というくくりで言えばこのヘリでの会話が一番好きかもしれない。

良かったです。

そして、なにか泣きそうになる夢、みたいなものを見てから目覚めるわけなんだが。

ワイはバカなんで、最初は、え、目が覚めたよ、助かっ、た?
え、よかったじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

という気持ちになってしまった。
明らかに何かおかしな状況だが、助かったよ、助かったんだ…ってそればっかりになってしまって。

でも落ち着いてやっと気付いた。
そういえば自分はFIAの極秘施設で治療を受けてたのか。
つまりまあ、Vは治療のあいだ音信不通だったということですよ。
誰一人、Vがどこで何をしているか詳しく知らなった。

そしてそれが、1週間とか、1ヶ月とかじゃなかった、っていう、ことで。
メッセージボックスとかに、Vのことを心配する連絡がたくさん届いてるわけです。

あ…って。

そして知り合いに電話をかける、という事になり。
もちろんケリーに最初に電話しました。

そしたらとりあえず元気そうにはしてたので良かったんですが。
こう、なんといったらいいか

もうVのいない人生になっちゃってるんだな、とわかるものがありましたよ。

Vにとっては昨日会ったばかりなのに。
昨日まで、お互いのことを愛してたのに。
俺と一緒に生きたまま焼かれてくれないんだな。

二人の間にあったお互いへの反応みたいなのが消えて、なんかめちゃくちゃリアルに、ゆっくり、心臓に穴が開くような感じで

泣いちゃったよね

サイバーパンク2077やっててマジで泣くまでいったこと無かったんですが
ここで涙が出た()

動画を録画してたんでそれを見返せるから思い出せる、のだが、恐らくただプレイしてるだけだったら、ここら辺の記憶なくしてると思います(草)
そしてケリー以外にも当然電話できる相手がいるが、そんな、そんな状況になるか?????
というくらいヤバい事になっていて、いや、え…?

この時点で、このエンディングが良いものになる、っていう可能性はゼロになって、普通に鬱になったぜ()
でもヴィクだけは…ヴィクだけはやっぱり優しくて、俺がちゃんと診てやるから、って言ってくれたんで、もうとにかく家に帰ろうてことでナイトシティへ向かいました。

そしてヴィクに改めて診察してもらうんですが、Vは命は助かったけど、前のような生き方はできなくなってしまう。ヴィクにもどうにもできないと言われる。

そしてヴィクは優しさはそのままだけど、彼を取り巻く環境とかすべてが変わってしまっていて、彼自身もすごく苦しんでいる。
だから前のように、ヴィクやミスティに相談しながらなんとか乗り越えよう、てこともできなくなっている。

ヴィクに会って安心したのもあって余計に、もうあまりにも前と違いすぎる世界の現実感に襲われて

もうヴィクの診療所の外でふつうに涙流して泣きました()

それでも最後に、さすがにこの鬼畜展開のまま終わらない場面があるんですが。
それなかったら救急車で運ばれてるわ()てくらいのダメージ受けてるので天使の治療パートなんですが

でもそこで終わり。

それが塔エンディングです。

目次へ戻る △△△ (項目長すぎ途中戻り用ポイント)

そういうわけでDLCの中でこの塔だけは、本編の別エンディング、っていう形になると思います。色々な演出から考えても。

そして本編のエンディングにはタロットの大アルカナの名前がつけられていて
タロットは正位置と逆位置で意味が変わりますが、この”塔”はどちらの位置でも悪い意味になる唯一のカードなんですよね。

だからシンプルにバッドエンド、でしょうこれは。

ただ、この塔エンドはグッドだ、と考える人もいるだろうなと思います。
それはわかります。だってV助かってるじゃん!!!!!

そうですよね。いやほんと鬱すぎてこんな口調ですが素直にほんとに、助かってるという点は悪いことじゃない、って思います。

だけど、またソングバードとVが重なるんですが、個人的には
ワンドのキングでソングバードを助けたのも、Vを助けるためだアアアとか言いながら最後にソングバードの願いを聞いてカップのキングエンドに行ってしまったのも、生きることは、ただ息をすることじゃない、と思ってるからなんですよ。

ソングバードの人生を体験したわけじゃないから、それを事細かに理解することはできなくても、この世界には死ぬよりもつらいことがあるってのはわかっているつもりです。ダークネス人間なので()

だから、ワイの言うVを助けたいってのは、Vに自分の望む人生を生きてほしいってことであって、こんなふうにボロボロになってほしいわけじゃないんです。
何もかもを得たいというのはわがままだし出来ないことだと思うが、恋人も友達もほとんどすべて失って生きていてくれって事じゃないんです。
そんな苦しませたくて今までやってきたんじゃない。もう涙が出て、プレイ後に鬱すぎて読んでたredditで、塔エンドで大泣きした人の投稿に貼られていた画像と心境一致すぎて草でした。

Just finished phantom liberty and What the FUCK – reddit

※リンク先もネタバレを含むのでご注意ください

それでも、こんなメチャクチャに大変な荒波を乗り越えてきたVだから、今回もなんとかするかもしれない。
恋人も友達も死んだわけじゃないから、何もかも終わったわけじゃないかもしれない。
だから、命が助かって新たな可能性を手に入れたことをグッドと捉える人もいるだろうってのは、想像に難くない。
自分もそういうイメージが出来るからこそ理解できる。

というすべてを前提にしたうえで、でもやっぱり、死んで伝説になるか、何者でもないまま生きるか、そのどちらかしか無いみたいな結末には素直にそうですかとは言えない。

何者でもないまま生きるのでも、死んで伝説になるのでもなく、
生きたまま焼かれても自分の望む人生を生きるために手を伸ばし、誰かを愛して、道を見つけたらだめなんですかね。

だからこれはめちゃくちゃバッドエンドだと思いました。
自分的には。

それにありがちかもしれないが、こういう時に1か0かではない第三の選択肢候補として、栄光を求めない代わりに、大切な人たちとの時間を求める、ってパターンもありだと思います。
恋人または友人または大切な人がいる人生、歴史に名を刻まなくてもそうして平穏に生きられる人生は、得難い幸せですし。
家族や友人や恋人がいるってのは、当たり前なことみたいにされがちだけど、全然当たり前じゃないからマジで尊いことだと思う。

だから、まだそれだったら良いのに、ここで描かれる何者でもないまま生きる人生ってのはものすごく孤独に近いものなんですよね。

そこが一番、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
って思いました(草)

どういう事情があったにしろ、ソングバード、そしてジョニー、人を犠牲にして幸せになれると思うな、みたいなのもわからんではないですが
第3のルートがあるならば、それだけはなんとか道徳的ジレンマを減らし、これだけ頑張って生きようとしてきたVに、ささやかな、今後の人生に希望を見いだせるグッドエンドの一つくらいあってもいいんじゃないか、とは思いました。とても。

と、いうことでマジ鬱になってェ(草)
いやこれ、ヤバくね?
と一人で泣いてたんですが、あー…と思いながら感想記事を書いていたら、後日談的エピソードがあると知りまして。

NANI

と思って、3種類エンディングを見てやっぱワンドのキングやな、と思ったのでワンドのキング完了後のセーブからその後日談をやって

要はそれってアレックスとのクエストなんですが。
ワンドのキングの場合(というかたぶんリードを裏切った場合は)アレックスが生存していたことがはっきり分かる、というエピローグ。

それをやって、さらにそのあともう一つクエストがあるんですよね。

そのクエストをやってみてしばらく考えていたら、この鬱状態を逃れる1マイクロ秒の可能性を感じられた。

それを感じられたから、なんとかこのDLCを肯定できましたwwwww

「感じられた」とかじゃなく、確実な描写で良かったと思えるほうがいいに決まってるが
このゲームはエンディングはこうっていう表現にガチ石頭なところがあるので、きっと可能性を示してくれる優しさがあったとしても絶対にはっきりやらなそう()て気が。
だったらこっちで読み取れる何かを探すしかないかな…みたいなね。自分でももう何言ってるかわかりません(草)

とにかくそういうあーだこーだありまして、自分はもともと個人的には太陽エンドがベストだと思ってるんですが、その気持ちが強まりました。

てめーなんでそこを詳しく説明しねーんだよ、というのは、このエピローグ自体がお楽しみクエスト的なちょっとしたものなんで、君の目でたしかみてみろ的な(殺すぞ)

いやほら、Vは太陽エンドであの場所に行きますよね。
ソングバードも Killing Moon でワンドのキングにした場合、似たような場所へ行く。
同じような境遇の二人がそうして似たようなことをして、ソングバードがそこに道を見つけたんであれば

て話です。

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ロマンスについてのネタバレ感想(短め)


前回記事でも言ったとおり、DLCのみに登場するキャラとのロマンスは無いので、ロマンスについて言えることはDLCのストーリー中すでに本編で恋人を作っていた場合、彼らと新しい会話ができる

ということ。

なのであまり言うことは無いが、好きな相手の新規ボイスが聴けるのはたとえ少しだけでもめちゃくちゃ嬉しいので
そこはほんとに良かったです。浜田賢二さんマジでありがとう。めちゃかわいかったです。あくどいのAね。

あと、ドッグタウンにいるあいだ中、彼氏がわーわーテキストを山のように送ってきたんですが、何回も送られてきすぎてどれがDLC固有のものなのか、どれが本編だけでも時間経過で送られてくるものなのか、ほとんどわからなかったです(爆笑)

だから感想言うのが難しいけども、とにかくそのテキストは面白かったです。
ケリーはVのロマンス相手の中でも一番最後に登場するキャラなので、本編中でエンディングまでにイチャイチャできる時間がめちゃ少ない。
だから彼氏として送ってくれる言葉が見られて嬉しかったし、DLCのストーリーに集中できないくらいロマンティックで困りました(うるさい)

ケリーはスーパーロックスターなんで自己中心男ですが、付き合ってからのほうがそういう傾向が強い気がして、でもありえないくらいVと話したがって、ちゃんと「愛してる」ってことも伝えてくれる。
たぶん彼は自己愛が強いのと同じくらい心の底では自信がない時があって、誰かに自分が向けるのと同じくらいの愛を感じさせてほしいんじゃないか、と。
だからケリーがVにわーわー言ってくるのは、Vのことが好きで自分をちゃんと見せてくれてるからかもな、と思いました。出会った時よりも。
いやだって会ったばっかりのとき、こんなうるさくなかったよね?(草)
ケリー単体のクエストが進むにつれて、マジうるさいなこの男は、っていう、感じなんでwwwww

その結果最後に見たのがあのエンドで絶対にダメージ倍増してるだろと思いましたが()でもあのケリーは、自分で自分を傷つけることをやめられたのかな、と思うと、もし本当にそうだとしたら良かったと思う。
だからケリーのことで考えるとあれはグッドだよなと思ってるんですが
Vのことを考えると、ってことで。

とにかくテキストがDLC固有だとしてもそうじゃないとしても、ドッグタウンはつらい事が多すぎたので、ケリーがその悲しみを定期的に妨害やわらげてくれてほんと良かったです。ありがとうケリー。

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DLCを最後までプレイしてみて


てことで自分のやったルートはこんな感じでした。
既プレイヤーが見るとエンド内容のネタバレも含むので注意。

(▲などの記号はあったほうが識別しやすいかなとつけただけで、深い意味はないです)

このゲームには、望みが素直に叶うようなハッピーエンドは無いと思います。
(プレイスタイルによっては納得で概ねグッドな場合もあると思いますが、普遍的にという意味で)

だけど、それを分かっているはずなのに、どこかに可能性を求めたくなる。
その可能性を探してもう一度プレイしたくなる。

そういう不思議なゲームだなと思う。
本編をプレイした時からちょっと思ってたが、DLCをやって余計にそう思うようになりました。

ぶっ続けではないとはいえ、半年くらいサイバーパンク2077ばかり遊んで、それについて考えて、でもまだまだ遊びきれていないからこそ思うこと、ってのは絶対あるし
もしそれを遊びきってしまったらどう思うのか、わからないけど

やっぱり本編の記憶が鮮明なうちにDLCをプレイすることにして良かったです。
DLC総合感想でも書きましたが、本編終わってすぐにこれはヘビーすぎる。
だからそのまま流れでDLCをやることはハートにヘビーなので、ちょっとだけ空けたほうがいいってのはマジ思いますが。

そしてウィッチャー4や、あと100年はかかりそうですがサイバーパンク2が出る前にこの本編とDLCをやってよかったです。
先日も書いたんですが、別のゲームが大盛り上がりしてる時だとさみしいので単純に()

2025年12月10日で5周年を迎えて、新規映像をしかも複数言語で出してくれてましたが(清水理沙様も最高だけど小林親弘さんバージョンもマジ見たかった)

さすがにもう2077のほうは一旦区切りにするって感じぽいですね。
CDPR内の2077のチームは昨年に別プロジェクトへ移行してるって事ですし。
深読み空騒ぎのリズム良すぎて草

『サイバーパンク2077』公式Xポストがやたら「5周年サプライズ匂わせ」扱いされ、開発者に即否定される。深読み空騒ぎ – AUTOMATON

ギリギリで滑り込んできた人間としてはさみしいが、それはこっちの勝手な都合だし、そうしないと続編は作れないでしょうからね。

とかいう辺りで、さすがにしめます(長い)
DLCプレイ日記は、終盤クエストの長さを見誤るなどして大苦戦したが、最後まで読んでくださった方がいれば、ありがとうございます。
一旦これで完結です。

いつも言ってるが全部読んでる人いない説なんで、部分的にでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。

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実況動画


元動画が全部で約11時間のプレイを半分にしたので許してください()
最後の動画は内容的に必要だと思ったので、ケリーの話を少し入れています。

動画のほうは性質上完全ネタバレなのでご注意ください。

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記事一覧 完全初見 Cyberpunk 2077 プレイ日記一覧



投稿者: Ugo

Eager for the world of other sun.