GOTを許せなくても Uncle Benjen は好きなんだ
pixiv – Uncle Benjen (Game of Thrones) – Ugo (烏合)のイラスト
ArtStation – Uncle Benjen (Game of Thrones), Ugo Nishimura
ドラマ版『ゲーム・オブ・スローンズ』のベンジェン・スタークを描きました。
なぜ今。ドラマを見返したわけでもないんだが描きたくなったので。
夢に『ハムナプトラ』のアーデス・ベイが出てきて、なぜか儂が彼のターバンを巻くという世界最高栄誉職をしてたので(どういう仕事)、その余韻で渋いキャラクターを描きたくなりました(素直にアーデス・ベイを描け)
ターバンを巻いて顔が近づいた感覚が残ってて恥ずかしかったから(マジ死んでくれないか?)
クソキモ狂人ですが、絵は愛を込めて描いたので許してください(許せそうもない…)
はい、儂は、ドラマ版『ゲーム・オブ・スローンズ』を最終回まで見て許せない班に入ってる事は何回も言っているんですが、デナーリスやベンジェンなどキャラクターまで嫌いになった訳ではないのです(むしろキャラクターが好きだから…ウァアア)
ベンジェン・スタークは出番こそ少ないが好きな登場人物です。
ベンジェンはメインキャラクターの一人であるジョン・スノウの叔父にあたる人物。
ジョン・スノウ…ジョンは、スターク家当主ネッド・スタークの落とし子で、スターク家の人々と一緒に暮らしているんだが肩身は狭い。
スターク家の人たちはジョンと親しくしてはいるし、妹のアリアとかとはすごく仲が良い。
でもやっぱりみんなはスタークで、ジョンだけがスノウという疎外感が常にある。
そんなジョンにすごく優しくしてくれるのがベンジェンおじさん。
ベンジェンは当主ネッドの弟で、彼はスターク家を出て、ナイツウォッチという警備隊に入っている。
ナイツウォッチは王国の北にある巨大な壁を守るのが仕事。
ナイツウォッチに入るということは家を捨てるような事で、ナイツウォッチのメンバーは領地や妻や子供などを持たないという誓いを立てている。
だからベンジェンはスタークだし自分を卑下している訳ではないが、ちょっとジョンに似た状況にある。
そういう感じです。
ナイツウォッチでも一番危険な任務を担当するレンジャーであり、めちゃくちゃ頼りになりそうなオーラ、もう隣にいるだけで安心感がすごいベンジェンおじさん。そりゃジョンも慕うよな、と。
そんなベンジェン氏なのに、先述通り登場場面は多くない。
心から頼りになる人がそばにいて安心する状況は、GOTでは非常に稀です。夢かな?
安心の無い世界(こわすぎるでしょ)
というかそんな優しくて強い人がまずいない。こいつ悪い奴かと思ったのに、エーッ!?☆的なことや、この世界でそんな心を持ってるなんて…などと思うような事はありますが、だから面白いんですが、最初からストレートに優しくて強い人というと………
というわけで貴重なのがベンジェン・スターク。Uncle Benjen です。
イケメン。
ドラマは終わってほぼ2年半経過してますが、今度スピンオフがやるようで。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』というタイトルで、原作は『炎と血』。原作もちゃんと2020年に日本語訳版が出てるようですね。
時系列的にすでにあるドラマ版の200年前の話らしいです。
『ゲーム・オブ・スローンズ』メインキャラクターの一人、デナーリスの家であるターガリエン家の過去を描いてる、と。
いくらターガリエン家の話でももう騙されないぞお前らには、という気持ちで、まあそっちは見ないとは思いますが…
むしろキャンセルされた、ホワイト・ウォーカーの起源を描く話だったらほんのちょっとだけ見たかったが、ターガリエン家の過去を今更描いておまえらなんやねんという(落ち着いてくれ)
製作総指揮にあたる人が『ゲーム・オブ・スローンズ』とは違うんで、それはまだいいが…
ドラマ版『ゲーム・オブ・スローンズ』が終わったのが2019年。
今回のスピンオフの原作『炎と血』が出版されたのが2018年11月。
てことで、『炎と血』について、ドラマ最終話の視聴者の反応が影響を及ぼした可能性はゼロ。
でも、他のスピンオフをキャンセルしてこっちにしたという事は、ドラマ最終話で絶望した意見をなにかしらフォローできる物語だったから選ばれたのか?などと考えてしまう。
それは自分の希望でありつつ、ドラマの最終回放送時には実際に賛否両論になってたんで、最終シーズン撮り直せと言われるほどになったシーズンに深く関わってるターガリエン家のことは、放置するか挽回するかって選択肢にならぬか?
と考えたんですが。
原作読んでないので無意味な推測ですが。
まあ200年前になにがあってもそれから200年後の結果は同じだよね(荒んでるな)
本編の『氷と炎の歌』のほうは原作も読んだんですけどね…あれは幻だったのか(なにが)
でもこれだけ続き気になって死ぬ!というくらい好きになって、結果これほどまでに許すまじという気持ちになったドラマはこれだけですからね。
愛憎という言葉が似合う(気取るな)
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のキャスト陣もかなり良さそうなんですけどね…好きな役者出ているし…でももう…
はい
まあそのように思うなら、自分も物語を考える時には気を付けろよ、て事ですね。
2019年にそれを学んでからまともに物語を書いてないので、活かせてないですが。
『ゲーム・オブ・スローンズ』はほんとにキャラクターが素晴らしく、かれらが生きている過酷な世界が、他の作品にはない生命感をキャラクターに与えている。
通常は弱者とされている人たちを、その世界の中でも弱者として扱いながら実は、という展開へもっていく。簡単に救われるのではなくて。救われるかはわからないけど彼らが力強く進む姿が描かれる。
そして希望がまったくない訳ではなく、悲惨な世界の中にある優しさとか愛に感動したり。
ただただキャラクターを苦しめる陰惨ストーリーではなく、善人にも悪人にもどちらかわからない人にも愛があるところが、これだけ人気作品になった理由の一つだろうとは思うんで。
それなのにあんな結末だったのが、てのもあると思うんで。
この結末がなにを表してるのか?がわかれば、あるいは考察する余地があればまだ良いんですかね。
結末が幸せでも悲しくても。
とにかく儂は『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャラクターたちを知れたこと、後半はリアルタイムで彼らの生きていく様を見られた事は後悔してないです。
そして彼らのことが好きです今でも。
そんなキャラクターを生み出せたら良いですよね。
そしてそれに加えて良い結末を考えられたら最高だと思います。
(クソキモ狂人なのに突然真面目になる)