【本感想】 エジプト 驚異の古代文明 アルベルト・シリオッティ

『エジプト 驚異の古代文明』

原題:  Egypt: Temples, Men and Gods

著者:  アルベルト・シリオッティ
訳者:  鈴木八司
出版社: A.A. GADDIS & SONS Publishers
オリジナルの出版年: 1994年

本カバー画像

本のカバー写真撮るの難しいぞ

この本は今まで読んだ中で、エジプトを全体的に理解するのに一番役に立った本です。
エジプトの本の事をブログに書きたい、と何度も考えてたが、書くなら何本か記事があったほうがいいと思い実行できず。
でもやっぱこの本面白いので、単発でもいいから書く事にしました。

目次


 

本題前に、この本の出版状況が謎という話
(読み飛ばしても可)


この本を買ったのはたぶん4-5年前。神保町の古本屋でめっちゃすげー本あるやん、でもお高いんでしょ?と思ったら2000円位だったので即買った。

ただ謎なのが、儂が持ってる本には日本版の出版社もISBNも表示なし、日本版がいつ出たか不明。
Amazonにはタイトル・著者・翻訳者が同一の本が、1995年に新潮社から出版として中古で出品されてましたが。値段もやはり2000円台。
なのだが、なぜか画像がカバーなしの中身だけ。
儂の持ってるものもカバーを外すと、そのAmazonの中古本画像と同じ作りだったので内容は同じはずなのだが。わかりにくい事このうえない。

というかんじで謎は多いんだがとにかく大切な本であります。開くたびにワクワクするぜ…

本に記載されているオリジナルの出版年は1994年。歴史本としてはそんなに古くないと思う。
Amazonのが正確な情報か知らないが、とにかく94年以降に翻訳されているわけで、翻訳文体も古くさくない。印刷もきれいで読みやすい。そもそも本がデカいので字もデカい。

この記事の目的


    • とにかくこの本おもしろい、という感想書きたい
    • エジプトを知りたいと思っている人に、この本役立つぜとゴリ押しで薦めたい

の2点ですが、上述どおり出版状況が謎なため買いやすい本ではないので、2点目については若干申し訳なさもありつつ。

目的はそんなかんじですが、エジプトよくわからん人も読めるよう補足はつけました。

この本の概要


メインはエジプト各地の遺跡に関する記述。
だがその他にも役立つ情報多い。簡単な通史、古代エジプトの時代区分や王朝区分含めた年表のまとめ文など非常に助かる。
カラー写真や図も豊富。というか全編に渡りカラー写真。図もカラー。どんだけ豪華なのか。深く読み込まなくても見るだけで楽しくて、遺跡ツアーをした気分になれる。
著者はイラストや写真でよりわかりやすく伝えようと配慮したそうです。

難点は本がデカすぎる事だが、デカいページいっぱいに掲載された資料を見ながら読むからこそ、古代エジプトを体感できる。だから許してます(上から目線やめろ)
ほんと感謝しています。

この本に記述されている人物・遺跡など


人物

    • ジョヴァンニ・バッティスタ・ベルツォーニ
    • ジロラモ・セガト
    • ジャン・フランソワ・シャンポリオン
    • イッポリト・ロゼリーニ
    • デーヴィド・ロバーツ
    • マリエット、マスペロ、スキアパレッリ
    • ハワード・カーター

遺跡、土地

    • タニス
    • ギーザ
    • スフィンクス
    • サッカーラ
    • メンフィス
    • ダハシュールとメイドゥム
    • ファイユーム
    • アマルナ
    • アビドス
    • デンデラ
    • ルクソールとカルナック
    • ビバーン・エル・ムルーク
    • ツタンカーメン
    • ター・セト・ネフェルゥ
    • ラメッセウム
    • マディナト・ハブ
    • アメンホテプ三世の神殿
    • セティ一世の神殿
    • デイル・エル・バハリ
    • エスナ
    • エドフ
    • コム・オンボ
    • アスワンとフィラエ
    • ヌビア
    • アブ・シンベル

 

感想


情報量多い本なので、目次単位で感想を書きました。

【ケメト、黒い大地】と【五千年の歴史】

エジプトという土地がどういう環境なのか、そこでどのように文明が起こったか、そして古代から現代までの通史を短くまとめてある。

通史はかなり省略してあるが、五千年の流れを掴むにはとりあえず丁度よいと思われる。
いきなり情報ドーンと置くのではなく、エジプトの始まりから説明して写真とともに丁寧に導入しているところが好きだ。

【旅行と旅行者達】

古代エジプトの発掘や記録に関わった人物たちを取り上げて、エジプトの遺跡がどのように発見されてきたかを解説してある。

著者がイタリア人だからだろうな、と思われる記載もあって面白い。
ヴェニスのサン・マルコ図書館(たぶん国立マルチャーナ図書館のこと?)収蔵の地図などが載っていたり
シャンポリオン(※)だけではなく彼の弟子イッポリト・ロゼリーニ(イタリア出身)についても少し解説してあったり。

※シャンポリオン ロゼッタ・ストーンを使ってヒエログリフの読み方を解明した人

ベルツォーニの記述に関してはイタリアつながりではなく、彼が発掘史の中で重要な発掘作業をしたからだと思いますが。
彼はアブ・シンベル神殿入口の砂を取り除く、という途方もなく大変な作業をやり遂げ、セティ1世(※)の墓も発見した。

※セティ1世 現在知られている中で世界最古の講和条約が結ばれたカデシュの戦いを戦ったラムセス2世の父

大英博物館がラムセス2世像を展示できてるのもベルツォーニのおかげだしなあ。ナポレオン軍が持ち出しを諦めた7tの像を運び出すって…
本格的な考古学的発掘作業が開始される前の時代に、いろいろな事業を成功させたのですよ。その執念とやり抜く力はすげーなと思います。
アブ・シンベル神殿にあの時代最初に足を踏み入れた者として、神殿の至聖室の壁に自分たちの名前彫っちゃってるし()
いや落書きすんなよ、とは思う。しかし彼は考古学者ではなくトレジャーハンターだったのであり、そんな事したのベルツォーニくらいだろうから、今も残ってるらしい彼の名前を見てみたいとも思う。
砂を取り除く作業をしたのはほんとにすごい事なので。

他に記述のある人物で特に面白かったのはデーヴィド・ロバーツ(デヴィッド・ロバーツ)と、あのハワード・カーター(※)。

※ハワード・カーター 1922年にツタンカーメンの墓を発見して世界的に有名になった人

デヴィッド・ロバーツ、はイタリア人じゃなくスコットランド人だが、ロバーツの解説ページは個人的に一番好きです。
彼は19世紀に活躍した画家で、彼の描いたエジプトの遺跡等の絵はものすごく精緻で美しくてずっと眺めていられる。
この本を読んでロバーツって画家の存在を知ることができて、マジ感謝している。

ネットで検索しても彼の絵を見ることは出来るし、この本に載ってない絵ももちろん素晴らしい。
だけどこの大きな本に掲載されているカラーの作品は特に素晴らしく、枚数こそ9枚だけだが、彼の経歴や業績の文を読みながらその絵を眺めると、より楽しめる。
夕陽を背景にギザの大スフィンクスとカーフレー王のピラミッドを描いた絵も、大きく掲載されている。
この絵は、エジプトで通常ハムシンと呼ばれる砂塵嵐を伴う季節風がやってくる直前の様子を描いているらしく、スフィンクスの下でテントらしき大きな布が飛ばされそうになって、周囲の人々が慌てているのが臨場感あってすごく良い。
他のそれぞれの絵に描かれている遺跡についても、短い説明もありわかりやすい。
ロバーツのページは、エジプトと絵が好きな人には是非見てほしいと思う…。

ハワード・カーターについては今さら誰も書かない感があるが、この本ではツタンカーメン王墓を発見した当時のことを、発見時の写真と共に解説してあって見応えがある。
その文中で、カーターに資金提供をしていたカーナーヴォン卿の娘の名前がイーヴリンで、彼女も王墓が開かれた時に立ち会ったと書いてあるんだが
映画『ハムナプトラ』好きとしては「!?!????!?!?!!!」という情報だった。
このカーナーヴォン卿の子供の名前が、ハムナプトラのイヴリンの名前の由来かはわからないが、ウォオオオオオと勝手にテンションは上がった。

ツタンカーメン王墓がどういう構造で、発見時どういう状態だったかの図が折込みで載っているのもわかりやすい。
本の中のページをさらに開けるようになっているあの構造のこと、折込みって言うんですね(調べて初めて知った)。

しかしこんな壮大なものを発見した心境とはどういうものなのだろう、と、わからないけど思いを巡らせてしまう。
大金を費やしたのに成果が出なかった8年の発掘調査をもう終わらせようというその時、ずっと求めていたものを目の前にしたその圧倒的な感覚って…。

一方で、この章で外国人がエジプトの遺物を外国に運んでしまった事、その是非については特になんの言及もされておらず、それは気になる。
このブログを書く前に『ナイルの略奪 墓盗人とエジプト考古学』って本もパラパラ読んでたので余計に気になってしまった。
ただここで解説されている人々は、良い悪いはともかくエジプトの発掘史を知る上で主要な人物たちだと思うので、その情報を知る意義はあるはず。

【ファラオの国の神殿と墓】

この本のメインの章。この章の一番すごいところは、取り上げている遺跡・土地の種類の多さだと思います。
知名度の低い遺跡や土地についても記述されてるのが有り難い。
気になってるけど詳しい記述読んだことない…そんな場所が、ちゃんと1項目設けて書いてあるのは嬉しすぎた。

貴重と思われる写真がたくさん掲載されている事も、もちろん良い点ですが。
解説しているほぼすべての遺跡の位置関係マップもついていて丁寧。

↓以下興味深かった部分

スフィンクスの項目で、19世紀に語られていた話として

話とは、スフィンクスの中には秘密の洞窟があり、ソロモンのカップとかそれ以上のものが隠されているという訳も判らぬものだった

ていう記述があるんですが
ゲームの『アサシンクリード オリジンズ』ではスフィンクス内部に入る小さい入口があり、その中にいろいろ仕掛けがあるんですよね。
その元ネタってこういう噂話なんかな~と想像した。

サッカラ(本の表記はサッカーラ)の項目では、ファラオの像とそれを置く部屋の記載があって興味深かった。
サッカラといえば最初のピラミッドといわれる階段ピラミッド。
これを建設したのが第3王朝のジェセル王。
本には、彼の倚像の写真とともに、これが死者の像(カー像)という葬祭用の像で、この像を安置するセルダーブという部屋(小屋みたいなものか?ほぼ密室の建物らしい)がピラミッドとは別に建設されていたことが書いてあった。
セルダーブ(Serdab)は Wikipedia にも日本語記事がないのでありがたし。

サッカラといえばさっき言った通り階段ピラミッドなんだが、この土地はピラミッド建設以前から墓地として利用されていて、エジプトを最初に統一したナルメル王の後継者アハ王(第1王朝)時代のマスタバ(※)群もあるそうだ。

※マスタバ ピラミッド以前に作られていた低い四角形の墓のことで、階段ピラミッドもこのマスタバを重ねた構造で作られた

2020年に見たニュースで、サッカラでは最近でも発見が続いていて、100基を超える棺が見つかったというのがあった。2500年以上前のものということだから、末期王朝時代の棺かな。
ピラミッド以前、ピラミッド時代、さらに末期王朝までの人々の棺が置かれた。
そして少ないがプトレマイオス朝時代の遺跡(セラペウム)もあるようだし、サッカラってすごい。SUKI

ダハシュールとメイドゥムの項目の、メイドゥムのピラミッドの空撮はこの本の写真の中でもかなり好きだ。
近くの田園風景や遠くの町まで写してあるために、ピラミッドの壮大さが際立っている。
カイロのように、周囲に大都市や大きな建物がないせいかもしれないが、ピラミッド自体は半壊しているのになんでこんな迫力があるのか不思議になる。
メイドゥムのピラミッドの大きさはこの半壊した状態で65m。最大のピラミッドであるクフ王のピラミッドが約138mということなんで、半分以下の大きさ。
正直現代人にとっては全然大きくないだろう。実際見たら、小さいと思うに違いない。
でもこの写真は好きだ。悠久の時を感じる。

デンデラの項目ではマンミシ(誕生殿)という遺跡が解説されてるんだが、あまり馴染みがない建物だったんで気になった。
このマンミシを含むハトホル神殿はギリシア・ローマ時代に建設されたそうだ。馴染みがない理由はそれじゃないかと思った。
遺跡といえば主要なのはプトレマイオス朝(※)以前のものだから、今まで読んだ本でもそんな触れられてない印象だった。それか忘れたか(忘れんなよ)

※プトレマイオス朝 アレクサンドロス大王の部下だったプトレマイオス(プトレマイオス1世)が建てたギリシア系の王朝。この王朝の最後のファラオがクレオパトラ7世。

プトレマイオス朝期にも古代エジプトの文化やファラオを名乗ることが継続していた事は認識してたが、新しい遺跡が作られていた、って意識が無さ過ぎた。
もっともこの遺跡にある最初のマンミシの建設開始したのは第30王朝のネクタネボ一世で(さすが偉大な建築者)、完成したのがプトレマイオス朝時代らしいのだが。
マンミシ自体はプトレマイオス朝時代に1から建てたものじゃないとしても、その時代に建築を進めて完成させたということが充分面白い。

ルクソールとカルナックの項目にルクソール神殿のスフィンクスの参道(ドロモス)の写真が載ってるが、このスフィンクスも先述のネクタネボ1世が設置したのことで、あんたどんだけ建設するんや、とツッコミ入れずにはいられない。

1819年にムハンマド・アリが寄贈しちゃったオベリスクはルクソール神殿のものだ。これが1836年に搬出されて、今コンコルド広場に建っている。

しかしローマ軍の要塞の一部になったりして、そのあと大半が土砂や住居に埋もれてしまったルクソール神殿を、1885年からフランス人考古学者のマスペロが発掘・修復したのは偉いとおもいました(何様だ)
ありがとうマスペロおじさん。

カルナック神殿でもネクタネボ1世が容赦なく建設してて、もはやこわかったのですが(いやすばらしいでしょ)
ほとんど全てのファラオがカルナック神殿を拡張したり改善しようとしたんで、ものすごく複雑で大規模な造りになったそうだが、最終的な外見にしたのはネクタネボ1世だそうです。
神殿の最終仕上げはお任せください、と言ってる顔が目に浮かぶ()

ター・セト・ネフェルゥ(王妃の谷)にあるネフェルタリ王妃の墓の内部もイラストで解説されている。丁寧に西側東側、両方の壁について解説あり。
内部の写真も部分的にある。
この墓の内部は壁画が色付きのまま残っていて、本当に美しい。
エジプトのいろいろな遺跡で、外に建てられていて彩色が失われている柱なども美しいが、色が残ってると絵や文字が細かく書かれている様子がこんなにもよくわかるのか、と感動する。
天井に濃い青と黄色で描かれてる星空らしきものも綺麗だ。
現在ネフェルタリ王妃の墓は壁画保存のため公開禁止になってるとのことで、詳しい解説ありがたかった。

山の中の墓の項目では、王墓ではなく個人墓のいろいろな壁画がすごく面白い。
基本的な絵柄というか、エジプトの墓っぽい絵というのは基本同じだが、王墓と全然違う題材や日常生活の様子などが見てて楽しい。

遺跡解説の最後はアブ・シンベル神殿になっている。
ピラミッドとスフィンクスしかわからんという人でも、画像くらい見たことあるんじゃないだろうか。神殿の入り口に4体の像が並んでるやつです。
1年に2回、差し込んだ太陽の光が、神殿内部至聖室の神および神格化された王の像を照らす神殿。ロマンがありすぎる。
あの神殿入り口の4体の像がぜんぶラムセス2世というのは、冷静に考えると面白いんだが。ぜんぶお前かい、という。
その大神殿ではなく、アブ・シンベル小神殿のほうではラムセス2世とネフェルタリ王妃の像が同じ大きさで交互に配置されている。
ラムセス2世が4体、ネフェルタリ王妃が2体と、また分身の術使ってるが方針がブレてなくて良いと思う。
そして夫婦が揃っておれら強い感が出ていて良い。

古代エジプトでは王妃や王子・王女の像は、王より小さく作られることが一般的だった。だから王と同じサイズの王妃の像は、彼女が重要な存在だったことを示しているんですよ。

アブ・シンベル神殿はアスワン・ハイ・ダムの建設に伴って水没するはずだったのを、移築することで保存された。
自然の岩を掘った岩窟神殿が、元の土地から移築されたのは残念だ。
でも、移築を伴ってもこの神殿が保存されて良かったと思う。
もちろん、他のエジプト各地の遺跡についてもそう思う。
シリアとかでは内戦でパルミラの遺跡が破壊されてしまった。他にも戦争や内戦の影響を受けた遺跡、文化的建造物は世界中にあると思うのだが、エジプトではよく保存されてる方なのではと思う。
ダム建設による水没からすべてが救われたわけじゃなく、一部失われた遺跡などもあるのだが。
それ以前に散々盗掘されているし。
しかしこんなにたくさんの遺跡がまだ残されている。そしてまだ発見されていないものがどれだけあるのかもわからない。

それだけエジプトに遺跡が多いということかもしれないし、
なにより、いろいろな事があったにせよ、今現在これだけの遺跡が残っていてエジプト国内でも遺物が見られるのは、エジプト国内外の研究者、関係者が努力して保全し続けてきた成果なのだろうなと。
エジプトの遺跡、遺物を守るために尽力してきた人々に感謝。

 


見どころがたくさんあるんで、感想文としてまったくまとまらなかった(まとめろよ)

あーこれも面白いあれも興味深い、となるのをだいぶ削ったんですが。

これは勝手なイメージなのだが、地理的に遠いという事もあって、エジプトで日本の存在感はあまり無いだろうと思う。
発掘などはしてるし、2021年内にオープン予定の大エジプト博物館の建築を支援してるようだが…政治面ではそりゃまったく関わりが無い訳じゃなくても、重要なのはエジプトに住んでる人々がどう感じてるかであって、儂にはそれがわからない。
エジプト人とまともに話したこともないし。
まあ観光客の一部程度かのう。
そういう日本とエジプトの遠さについて気になる時もある。

でもまあ、なんにしても儂はエジプト好きです。
古代エジプト面白いし、それがきっかけで周囲の国や現代史、アラブにも興味を持つことができた。

とにかくですね、エジプトの遺跡や遺物がこれからも人類の遺産として受け継がれてほしいです。
それは現代エジプトの平和とか、そこにいる人たちの幸せがあってこそですが。

ごちゃごちゃ言う前にお前自身が一度エジプトに行けよって話なんだが。
エジプトに行きたいよおおお

って言って行けてないのだけども、そのもどかしさ、まだわかってない事いっぱいあるし勉強不足ですまんが、でも知りたい、エジプト好きだ、でもなかなか総合的に理解できる本って無いぜ、ちょっと困ってるぜ、というところをこの本が助けてくれて、ワクワクを100倍にしてパーティの主役になれそうな気分になったんだよ(なぜドラゴンボールZ)

本当にエジプトに行く前に、行った気分にさせてくれて、貴重で楽しい情報とたくさんの資料をまとめてくれてありがとう、シリオッティ氏。
そしてこの本を翻訳してくれた鈴木八司さん、ありがとう。

まとまらない暴走文章にはなったが、エジプト本の記事を書けてうれしかったです。

投稿者: Ugo

Eager for the world of other sun.